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樹木希林『一切なりゆき』を読みました!!

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樹木希林,一切なりゆき

樹木希林さんの本『一切なりゆき〜樹木希林のことば〜』を読みました。

みなさまはもう読みましたか?

私が購入したのは確か今年の3月頃だったと思うのですが、読むたびに始終号泣してしまうので、他の本とローテーションで少しずつ、本当に少しずつ読み進めていて、マーカーを引いたり、感想や心に残った言葉をノートに書き出したりしながら、先週読み終えました!

読み終えて思ったのは、この本を作ってくれた方々、出版してくれた方々、販売してくれた書店の方々、ありがとう!!

「本!!私と出会ってくれてありがとう」というような感じで感動しております。

とっても良い本だったので、シェアさせてください。

 

樹木希林『一切なりゆき』を読み終えました!

樹木希林さんといえば、夫の内田裕也さん。

しばしば内田さんが事件を起こしてきましたが、樹木希林さんは「救われたのは私のほう」と言い切ったそうです。

この言葉の意味が、全て書かれています。

 

樹木希林

樹木希林

1943年東京都生まれ。女優活動当初の舞木は悠木千帆、後に樹木希林と改名。文学座附属演劇研究所に入所後、テレビドラマ『七人の孫』で森繁久彌に才能を見出される。ドラマ『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』『ムー』などの演技で話題をさらう。出演映画は極めて多数だが、代表作に『半落ち』『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』「歩いても 歩いても』『悪人』『わが母の記』『あん』『万引き家族』などがある。61歳で乳がんにかかり、70歳の時に全身がんであることを公表した。夫はロックミュージシャンの内田裕也、長女にエッセイストの内田也哉子、娘婿に俳優の本木雅弘がいる。2018年9月15日逝去、享年75。

作品紹介

2018年9月15日、女優の樹木希林さんが永眠されました。樹木さんを回顧するときに思い出すことは人それぞれです。

古くは、テレビドラマ『寺内貫太郎一家』で「ジュリー~」と身悶えるお婆ちゃんの暴れっぷりや、連続テレビ小説『はね駒』で演じた貞女のような母親役、「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに……」というテレビCMでのとぼけた姿もいまだに強く印象に残っています。

近年では、『わが母の記』や『万引き家族』などで見せた融通無碍な演技は、瞠目に値するものでした。まさに平成の名女優と言えるでしょう。
樹木さんは活字において、数多くのことばを遺しました。語り口は平明で、いつもユーモアを添えることを忘れないのですが、じつはとても深い。

彼女の語ることが説得力をもって私たちに迫ってくるのは、浮いたような借り物は一つもないからで、それぞれのことばが樹木さんの生き方そのものであったからではないでしょうか。

本人は意識しなくとも、警句や名言の山を築いているのです。
それは希林流生き方のエッセンスでもあります。表紙に使用したなんとも心が和むお顔写真とともに、噛むほどに心に沁みる樹木さんのことばを玩味していただければ幸いです。

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

文春新書『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林 | 新書 - 文藝春秋BOOKS

目次

はじめに

【第1章】生きること
【第2章】家族のこと
【第3章】病いのこと、カラダのこと
【第4章】仕事のこと
【第5章】女のこと、男のこと
【第6章】出演作品のこと

喪主代理の挨拶 内田也哉子

樹木希林年譜

どの章も、素晴らしいです。

最後の内田也哉子さんの「喪主代理の挨拶」は、やばかったです。読むときには、ハンカチかティッシュを用意してくださいね。

カフェで読むときは、端っこの席が良いですよ。笑

感想

樹木希林,内田裕也

https://www.fashion-headline.com/article/23364

自分自身の在り方、夫婦の在り方、考えさせられるものが山ほどありました。

みなさん、とりあえず一回は読んでみたほうが良いよ!とかなりオススメしたい本です。

「樹木希林」という方の人間的魅力、素晴らしさを改めて感じることも、初めて知ることもあったし、人としての在り方が素敵すぎて、私はほんと毎回号泣しながら読んでました。

この本を読んでもよくわからないなぁっていう感じの人はもう、言い方悪いけど私個人的としてはもはや人間として終わりだなぁーくらいに思うわ!!

そのくらい、感動しました。

大事だよ自分の在り方!!すべて心の在り方です。

『一切なりゆき』は樹木希林さんが執筆した本ではなく、名言集のような形で書かれている本です。そして、累計部数は150万部を突破しているそうです。出版から半年経たずに100万部以上って、すごいですよね。

ここまで多くの人が感銘を受けるのは、樹木希林さんの言葉一つ一つが生き方そのもので、耳障りの良い表面的な言葉がなく、実体験に基づく重みのある深い言葉で、本質に近い言葉だったからだと感じました。

どれくらいの人が、本当の意味で自分の人生を真剣に生きている人と出会い、その人の言葉を聞くことができるんだろうか?と思うと、きっとそんなには多くないんだろうなと思う。そういう意味でも、こういった本は本当にすごいもので、とても貴重だと思いました。

人間関係や親子関係、夫婦関係、仕事、人間にはいろいろと悩み事や問題があるものですが、どれも自分自身を掘り下げ本質に気づくことが大切で、そのためには幼少期まで遡って根本を見つけることがかなり重要だと心理学では言われています。

少しでも、そのきっかけを見つけようとする、ということに関してもとても良い本だと思うのですよね。

何か悶々と悩んでいることがある方には、まず樹木希林さんのような考え方、在り方、生き方を知って自分に置き換え想像してみる、というのはおすすめです。

私の場合はこの本を読んでいて、生ぬるい生き方してんじゃねーぞっていうのを思いましたね。

みなさまもぜひ、読んでみてください!

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

 
この世を生き切る醍醐味 (朝日新書)

この世を生き切る醍醐味 (朝日新書)

  • 作者:樹木 希林
  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: 新書